引きこもりや対人恐怖症
アスペルガー症候群の子供の場合、10歳前後になると、それまでの自分を振り返ってみて、他の子供が当たり前のようにできることがどんなにがんばっても自分にはできないことや、怒られてばかりだということに気づいたりします。
そのために自己評価が低くなり、自信を喪失し、人前で話すときに、異常に緊張したり、怒られないかといつもビクビクしたりして、他の人と交流することが苦痛となり、学校に行けなくなったり、自分の部屋に引きこもったりする対人恐怖になることもあります。
このようなときは無理に人前に連れ出すことは避けるようにします。
人と会わないということは、自分を守るためのその子なりの対処法で、その心の防御壁を叩き壊すようなことは治療の妨げにしかなりません。
治療にはいろいろあり、薬が効果的なこともありますし、苦手なことに徐々に慣れさせる行動療法も効果があります。
引きこもりや対人恐怖は、不登校などの初期兆候が現れたらできるだけ早い時期に対応することが大切です。
最も重要なことは、両親や周りの人が、子供が小さいときから適切な対応をし、自己評価を高めるような工夫をして、そのような事態に陥らせないようにすることです。
うつ病がんばるな!
スポンサードリンク
|
|