洋服の着脱ができない
洋服の着脱がうまくできないのも、手足の不器用さと体の位置感覚をうまく認知できないという問題が関係します。
ボタンのかけちがいや、ファスナーの上げ下げなどができなかったり、シャツのすそをズボンに入れるのが下手ではみ出していることもあります。
洋服の着脱については繰り返し教え、着たら自分で鏡でチェックする習慣をつけます。
なかにはとても着脱しにくい服もありますから、そういう服は選ばないようにします。
そのほか、トレーナーやTシャツなどは裏表や前後ろがわかりにくいため、裏返しのまま着たり、後ろ前に着たりすることもあります。
マジックで印をつけたり、ワッペンをつけたりして、見てすぐにわかるように工夫してあげます。
自分で着る服を選べるようになったら、季節や気温に合わせた服装をすることも教えていきます。
気温が何度以上何度以下のときは服を何枚着る、何度以下になったら外に行くときは上着をはおるといったことも細かく教えていきます。
最終的には自分の皮膚感覚で衣服の調節ができるようにしていきます。
□洋服の着方、脱ぎ方などは、写真や絵などを使い、細かく順番をつけて教える。
□着脱の楽な服を着せる。
□小さくてかけにくいボタンのある服は着せない。
□ファスナーの取っ手がつかみやすいよう、ひもなどをつける。
□裏表や前後ろがわかりにくい服は、目印をつけてわかりやすくする。
□気温が何度以下になったときの服装はこうする、気温が何度以上になったときの服装はこうする、と細かく決め、写真や絵などでしめす。 |
うつ病がんばるな!
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