必要なことだけを短く伝える
子供に「日曜日に、動物園に連れてって」と言われたとき、「お利口にしていたら連れてってあげる」という答え方では、子供は混乱します。
お利口にするということと、動物園に行くということが結びつかないのです。
また、「はいはい」「わかった」という短すぎる応答や、極端に省略した答え方も、子供には伝わりにくくなります。
このようなときは、「はい、日曜日は動物園に行きます」と、名詞と動詞を中心に、必要なことだけを短いセンテンスで伝えることが大切です。
また、日本語では「これが終わらないと、おやつはあげませんよ」のように、二重否定的な言い方も混乱のもとで、ときには脅迫めいて聞こえます。
「これが終わったらおやつにします」という言い方にします。
また、アスペルガー症候群の子供は、男女の言葉の使い分けや、敬語の使い分けが苦手で、「行く」と「来る」、「あげる」と「もらう」など、立場の転換による言葉の使い分けもうまくできないことがあります。
成長するにつれ、こういった言葉のつかいわけもできるようになることもありますが、何か指示するときは、「**君は、これから幼稚園に行きます」というように、子供の立場に立った「です・ます調」の言い方をするとわかりやすいようです。
うつ病がんばるな!
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