障害を早期に発見する
生まれたばかりの赤ちゃんは、バランスのとれた五感を通して他の世界と関わっていきます。
両親の腕に抱かれたり、おっぱいをもらったり、優しく語りかけられたりしながら、安心感や信頼感とともにこの世界を理解していきます。
しかし、アスペルガー症候群や自閉症の子供は、生まれつきの五感のバランスに問題があり、優しく抱かれることが苦手だったり、音に敏感だったりして、外の世界を理解しにくく、常に不安を感じています。
もう少し大きくなると、定型発達の子供であれば、痛みや不安、あるいは楽しさなどを、言葉や表情などで表現して周囲に伝えることもできますが、アスペルガー症候群の子供はそうした表現も限られます。
しかし、アスペルガー症候群の子供は知能の遅れはなく、学習する力をもっています。
独特な見方、考え方によって、困難な問題を解決する事ありますから、子供が生まれもっている可能性を発揮させ、社会で生きていくためのさまざまなスキルを身につけさせるためには、障害を早期に発見することはとても大切なのです。
また、友達との関係が築きにくいアスペルガー症候群の子供は、学校でいじめにあって不登校になったり、ストレスから心身症や対人恐怖などになることがあります。
また、どんなにがんばっても苦手なことを克服できないために、自身をなくし、気分障害や行動障害などに陥ることもあります。
これを二次障害といいますが、アスペルガー症候群を早い時期に発見し、適切な対応をしていれば、二次障害を予防したり、最小限に抑えることができます。
うつ病がんばるな!
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