こだわりが強く同じ行動パターン
アスペルガー症候群の子供は、いつもと違う道を通ろうとすると泣いて嫌がったり、家具の配置が変わると騒いで落ち着かないなど、物事の順序やものの置き方、時間、予定などに強くこだわるのもの特徴です。
少しでもいつもと異なることが起きると、戸惑い、ひどく混乱してしまいます。
極端なこだわりは、周りの世界に対する強い不安の現れで、いつもと同じであれば安心して過ごせますが、普段と違うことが起きると、周りの状況をうまく読み取れないために、自分はどうすればよいかが予想できず、混乱して不安が強くなるのです。
また、指しゃぶりや爪噛み、体を前後に揺らすなどの動作が見られることもありますが、これも強い不安の現れです。
不安を紛らわすために同じ動作を繰り返すことに没頭し、周りから情報を遮断しようとしているのです。
それらの行動を無理にやめさせようとすると、混乱してパニックを起したりします。
また、物事の順序やものの置き方、時間、予定などにこだわるあまり、他の人が時間を守らなかったり、ものを出しっぱなしにしたりすると、相手も厳しく注意します。
そのため、他の子供からは、いばっているとか、うるさいとか思われて敬遠されることもあります。
アスペルガー症候群の子供は、自分の興味があることには長時間集中でき、周りを驚かすほどの記憶力を発揮し、例えば、時刻表が好きなアスペルガー症候群の子供はよくいますが、時刻表を眺めているときは何度声をかけられても気づかず、時刻表の細部まで覚えています。
このように1つのことに集中できるのとは逆に、2つ以上のことを同時にこなすのは苦手で、先生の話を聞きながら黒板に書かれていることをノートに書き写したり、みんなが踊っているのを見ながらまねして踊るようなことはなかなかできません。
うつ病がんばるな!
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