感覚過敏の特徴
アスペルガー症候群の子供は、食べ物の好き嫌いが極端です。
野菜が嫌いな子供は多く、特にナスやキノコの食感が嫌いという子供が多く、肉を噛み切るときの感覚は苦手でも、ひき肉なら食べられるという子供もいます。
熱いものしか食べなかったり、麺類しか食べなかったり、極端な例では、同じ食べ物でも製造会社が違うと食べられない場合もあります。
食べ物の好き嫌いはわがままとされがちですが、アスペルガー症候群の子供の場合は味覚のアンバランスによるものと考えられています。
また、アスペルガー症候群の子供は、ドライヤーや掃除機、救急車や消防車のサイレン、花火などの大きな音を嫌うことが多く、音自体が不快なだけではなく、突然音が鳴るのが苦手ということもあります。
苦手な音が聞こえると、その場から逃げ出したり、他のことに集中できなくなることがあり、ときにはパニック状態になることもあります。
特定の音が好きで、ガラスを爪で引っかく音など、他の人が嫌がるような音を好むこともあります。
音感に優れているために、音程がずれると強い不快感を示す子や、車のエンジン音で車種を言い当てる子もいます。
また、アスペルガー症候群の子供は、嗅覚にも特徴があり、特定のにおいが嫌いというよりも、特定のにおいを特に好むことが多いようです。
香水や整髪料、体臭、口臭などに敏感で、いろいろなにおいがまじっている人ごみには入れないという子もいます。
なかには、体臭や口臭のことを人前で指摘して、相手を傷つけることもあり、また、学校のトイレやプールなどのにおいが耐えられず、入れないということもあります。
また、視覚についても、特定の色や光を好むことが多く、特にガラスなどのきらきら光るものを好む子供が多く、逆に過度にまぶしがる子供もいます。
また、文字やカーブや漢字の複雑な形などに見入って、いつまでも眺めていることがあり、そのため、教えてもいないのに幼児期からいろいろな文字やアルファベットを覚えている子もいますが、意味まで理解しているわけではありません。
うつ病がんばるな!
スポンサードリンク
|
|