障害のない兄弟姉妹
稀に子供全員が自閉症スペクトラム障害の場合がありますが、このようなときは、子供たち同士、反発もしますが、うまく遊び、親としてもどの子供にも同じように接することができます。
一方、アスペルガー症候群の子供と定型発達の子供が両方いる場合は、定型発達の子供に対しても、精神的なケアをしていかなければなりません。
障害のある兄弟姉妹がいると、他の子供は毎日の生活の中で後回しにされることが多くなり、また、一人でやらなければならないことも多くなり、よその家の定型発達の子供に比べ、自立を急がれる傾向があります。
口に出して言わなくても、自分が親からないがしろにされているように感じたり、もっと親に注目してもらいたい、親にかまってもらいたいと思っている子供は多いのです。
親は子供の気持ちを理解し、どちらの子供も大切な存在だということをしっかりと伝えるようにし、ときどきは障害のない子供が主役になれるような場を作るようにします。
障害のある兄弟姉妹の世話をする両親の姿を見ながら育つ定型発達の子供は、成長するに従い、自分は一生兄弟姉妹の世話をしていかなければならないというプレッシャーを感じることがあります。
こうしたプレッシャーがあると、障害のある兄弟姉妹の存在が重荷になって関係が壊れることもあります。
プレッシャーを与えないためには、プレッシャーを感じさせるような言動をしないことも大切ですが、アスペルガー症候群の子供が自立できるように育てていくことが大切です。
アスペルガー症候群の子供は、将来自立することも可能ですから、いろいろ手伝ってもらうことはあるけれども、その兄弟姉妹が一生世話をしなければならないわけではないことを伝えていきます。
うつ病がんばるな!
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