相手の気持ちや状況を読めない
アスペルガー症候群の子供は、相手の気持ちを理解するのが苦手で、自分の言動で相手がどう思うかを想像できず、思ったことをそのまま口に出し、相手を傷つけてしまうことも少なくありません。
本人に悪気がないため、相手がなぜ怒っているのかも理解できません。
また、自分の気持ちを相手に伝えることも苦手で、うれしいことや楽しいことがあってもそれらが言動に現れることが少なく、何か困っていることがあっても、言葉や行動で助けを求めようとせず、1人で悩んでいます。
助けを求めるということが理解できていないのです。
普通、相手の表情やしぐさ、周りの雰囲気などを読みながら、何をすればよいか、何を言えばよいかを判断しますが、アスペルガー症候群の子供は、その場の状況や雰囲気を読み取ることが苦手です。
例えば、「そこに置いておいて」などと言われれば、その場の状況や相手の表情から「そこ」を推測することができます。
しかし、アスペルガー症候群の子供は、そのことが理解できず、「そこ」を具体的に指示されないとわからないのです。
社会にある暗黙のルールも指示されないとわからないため、友達と秘密を大人に話したり、相手との距離感にも無頓着で、近すぎる距離で会話をしたり、顔を背けて話すこともあります。
また、自分が話したいことを一方的に言い、言い終ると突然話題を変えて、また勝手に話し出すこともよくあります。
途中で相手が口をはさんだり、時計を見るなど迷惑そうな態度を見せたりしても意に介しません。
自分の興味のあることには相手も興味があると思い込む傾向があるため、自分が知っていることについて話すのに一生懸命で、相手の様子には気が回らないのです。
うつ病がんばるな!
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