肝臓と胆のうとすい臓の病気の知識のルツボ
肝臓は、アルコールの分解にかかわる器官としてよく知られていますが、胆のうやすい臓がどのような役割を担う器官なのかは、あまり知られていません。
じつはこの3つの臓器はひとつながりになっていて、食物中の栄養を吸収し、再加工するという大切なはたらきをしています。
まず、脂肪の消化に必要な「胆汁」という消化液が肝臓でつくられ、「胆管」という管を通って胆のうに届けられ、胆のうではこの液を濃縮してためておき、食物が十二指腸に入ってくると、すい臓からでる消化液「すい液」と一緒になり、食物の消化を助けるというしくみです。
このように連携してはたらいている3つの臓器は、病気の発症や経過においても、互いに影響し合っていることが少なくありません。
また、飲酒や偏った食生活が病気のひき金になりえるという点でも、3つの臓器は共通の特徴をもっています。
<すい臓>
(サイズ・形)
細長い形で長さは15cm前後
(おもなはたらき)
・消化液(すい液)の分泌
・血糖調節ホルモンの分泌
すい臓は、胃のちょうど裏側(背中側)に位置している細長い形の臓器で、右側は十二指腸に、左側は胃に、それぞれ接しています。
すい臓にはおもに2つのはたらきがあり、すい液という消化液の分泌と、血糖を調節するホルモンの分泌をおこなっています。
<肝臓>
(サイズ・形)
重さ1.2kg前後、人体最大の臓器
(おもなはたらき)
・食物中の栄養素の代謝
・有害物質の解毒
・消化液(胆汁)の生成
肝臓は、右上腹部一帯を占める人体最大の臓器で、横隔膜のすぐ下に位置し、「右葉」と「左葉」という左右2つの部分に分かれています。
肝臓には、@栄養素の代謝、A有害物質の解毒、B胆汁の分泌という3つの大きな役割がありますが、そのほかにも、免疫で体を守ったり、血液の量を調節したりと、さまざまな役割を担っています。
<胆のう>
(サイズ・形)
なす形をした、容量50mlの袋状の臓器
(おもなはたらき)
・胆汁の−時的な貯蔵
・胆汁の濃縮
胆のうは、肝臓の右下に位置する小さな袋状の臓器で、肝臓の裏側(背中側)にもぐり込むように位置しています。
胆管という管を通して肝臓とつながっており、肝臓でつくられた胆汁を一時的にためておき、濃縮するというはたらきをしています。
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