胆のう炎や胆管炎は胆石が原因
胆のうに炎症がおこる病気を「胆のう炎」、胆管に炎症がおこる病気を「胆管炎」といい、どちらも、おもに胆石が原因です。
胆のう炎には急性と慢性があり、急性胆のう炎では、胆石が胆のうの出口につまることで胆汁が胆のう内にたまってふくれ上がり、胆のうの内側が傷つき、細菌感染をおこします。
胆管炎の場合もしくみは似ており、胆石が胆管につまり、滞った胆汁で細菌感染をおこしたり、胆汁が肝臓へと逆流するためにおこります。
胆のう炎・胆管炎の症状の特徴は、おもに右上腹部の疝痛発作、悪寒、発熱などの症状が現れることです。
さらに胆管炎では黄疸がおきたり、すい炎を併発することもあります。
急性胆のう炎を発症した人のうちの半数くらいは、慢性化するといわれています。
急性胆のう炎のくり返しで胆のうの内壁が傷つけられると、胆のうの内壁が厚くなったり、胆のうが萎縮して、慢性胆のう炎となるのです。
しかし慢性胆のう炎では、急性期のような激しい痛みはおこりません。
食事を食べすぎた後などに、右上腹部や背中に弱い痛みが感じられたり、胃もたれのような不快感がある程度で、しばらくすればおさまります。
自覚症状がない場合もあります。
進行すると、胆のうの萎縮も進み、やがて胆汁は機能を果たせなくなります。
放置していると、胆のうに水がたまる「胆のう水腫」や、膿がたまる「胆のう蓄膿」という病気になることがあるので、症状があまりなくても、胆のうを摘出する治療を受けたほうがいいこともあります。
胆のう炎・胆管炎の治療では、炎症を抑え、痛みを軽減するために、抗生物質や鎮痛薬を投与する「保存療法」をおこないます。
膿がたまっている場合は、腹部に穴をあけて膿や水分を排出する「経皮経肝胆のうドレナージ」や「経皮経肝胆管ドレナージ」をおこないます。
炎症がおさまったら原因となっている胆石をとり除きますが、胆のう炎の場合は、再発防止のために胆のうを摘出することもあります。
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