気分転換でストレスをためない
一般に、ストレスは体に悪いといわれますが、これは、肝・胆・すいに対しても例外ではありません。
ストレスがたまると、自律神経のはたらきが乱れ、交感神経と副交感神経のバランスが悪くなりますが、その影響で、肝・胆・すいのはたらきにも支障がでてくるのです。
たとえば、ストレスで自律神経が乱れると、血圧が上昇します。
すると、肝臓への血流量も低下してしまいます。
また、自律神経の乱れは胆のうの機能も低下させますし、すい臓が分泌するすい液の量にも影響するため、胆のうの病気やすい炎発作のひき金ともなりえます。
そのため、肝・胆・すいにとってストレスは大敵といわれるのです。
とはいえ、今の社会で、ストレスをまったく感じずに暮らすほうが、むずかしいというものです。
そこで大切なのが、少しでもストレスをためないように、ものごとの受けとめ方をできるだけ転換してみること、またストレスの解消法を身につけることです。
ストレスの感じ方にはかなり個人差があり、ささいなことでもストレスを感じやすい人とそうでない人がいます。
とくにストレスを感じやすいのは、凡帳面で責任感がつよい人、仕事熱心で、せっかちなタイプの人といわれます。
このタイプの人は、1つのことにこだわらない、仕事の後は気分を変えるための趣味の時間をもつなど、ストレスをためないためのくふうをしてみます。
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