働き方を見直す
仕事をしていれば、何もしていない状態に比べて当然肝臓に負担がかかりますし、ストレスが病気に悪影響を及ぼすこともありえます。
しかし、だからといって仕事をやめなくてはならないわけではありません。
病気を悪化させないよう、はたらき方を見直せばいいのです。
どのくらいの時間と内容なら問題ないかは、病気によって異なりますが、肝臓の病気の場合は、GOT・GPTの値がおおよそのめやすとなります。
たとえばGOT・GPT値が50以下なら今までどおりの勤務でほぼ問題ありませんが、100〜200くらいなら勤務時間を半日程度にし、デスクワーク中心の仕事に変えてもらう必要があります。
勤務時間を短くする場合、勤務内容を変える必要がある場合、いずれの場合も、職場の上司や人事部などに事情を説明し、交渉する必要がでてきます。
そのときは、医師に頼んでその旨を明記した診断書を書いてもらい、それを提出するのがもっともスムーズな方法です。
しかしはたらき方を変えるには、会社や上司の協力はもちろん、周囲の人たちの理解も欠かせません。
あまりはたらけなくなったことが理由で周囲との関係に支障をきたすと、それ自体が大きなストレスとなります。
そのため、同僚にも病気のことをきちんと話し、理解を得るのが理想的な方法です。
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