いろいろな肝臓の病気

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いろいろな肝臓の病気

<劇症肝炎>

通常の急性肝炎の場合は、炎症がおさまってくると同時に、肝機能も回復します。

しかし、急性肝炎のごく一部には、肝細胞の破壊が短期間に進み、肝臓の機能が高度に障害され、肝不全におちいるケースがあり、これを、劇症肝炎といいます。

劇症肝炎になると、食欲不振、発熱などの症状につづいて、肝性脳症による意識障害がおこります。

重症の場合、生命に危険が及ぶこともあります。

原因はおもに肝炎ウィルスと薬剤の2つに分けられ、ウィルスの場合はB型、ついでA型に多くみられます。

<自己免疫性肝疾患>

体には、ウィルスや細菌などの外敵を攻撃して体を守る、免疫機能が備わっています。

しかし、何らかの原因で免疫システムに異常がおこると、自らの体を攻撃するようになります。

これを「自己免疫」といい、この自己免疫が肝臓におこるのが、「自己免疫性肝疾患」で、とくに中年の女性に多くみられます。

自己免疫性肝疾患には、肝細胞が攻撃される「自己免疫性肝炎」と、肝臓内の胆管が攻撃される「原発性胆汁性肝硬変」があります。

無症状のこともあれば、急性肝炎の症状がでることもありますが、放置していると肝硬変に進行します。

原発性胆汁性肝硬変は、皮膚のかゆみにはじまり、黄疸が現れ、こちらも肝硬変に進みます。

<肝のう胞>

肝臓に液体のたまった袋(のう胞)ができる病気を「肝のう胞」といいます。

のう胞の大きさは1〜2Cmのものから握りこぶし大まであり、数は1個のこともあれば、複数できることもあります。

原因は寄生虫や炎症などさまざまですが、多くは先天性です。

自覚症状はほとんどなく、肝臓の検査で偶然にみつかることが多いようです。

ただしのう胞がかなり大きくなってくると、腹部にしこりができたり、腹部膨満感、腹痛などがおこることもあります。

とくに症状がなければ、治療の必要はありません。

ただ、のう胞が巨大化していて門脈圧亢進症をおこしていたり、破裂のおそれがあったり、悪性の可能性がある場合には、治療が必要になります。



<肝のう瘍>

肝臓に膿がたまる病気を「肝のう瘍」といいます。赤痢アメーバ原虫によっておこる「アメーバ性肝のう瘍」と、大腸菌などの細菌感染による「化膿性肝のう瘍」がありますが、日本ではほとんどが後者です。

化膿性肝のう瘍の感染経路は、虫垂炎などによる門脈系や、胆のうの病気による胆道系などいくつかあり、のう瘍は1つだけのこともあれば、複数できることもあります。

症状は、高熱、右上腹部痛、肝臓の腫れ、全身倦怠感、黄疸、呼吸困難などさまざまで、症状がでないこともあります。

ただし症状のつよさとのう瘍の程度は比例しないので、症状が軽くても安心はできません。

重症の場合、10〜30%の人が死亡するというデータもあるので、早期治療が重要です。

<肝血管腫>

「肝血管腫」とは、肝臓内にできる良性腫瘍の一種で、腫瘍の内部は毛細血管が増殖したものが集まっています。

単発性が多く、複数個できることはまれです。

多くは無症状ですが、肝機能障害の有無によって、治療法は異なります。

肝機能障害がない場合は良性腫瘍ですから、治療の必要はなく、経過観察になります。

しかし、肝機能障害やB型・C型のウイルス性肝炎を併発している場合は注意が必要です。

肝がんを発症しやすいので、本当に肝血管腫かどうか、ほかに肝がんができていないかをくわしく調べなければなりません。

一度検査して腫瘍でないと診断されても、年に1〜2度の定期検査は欠かさず受けるようにします。

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