すい臓をよくする食生活とは
慢性すい炎の発症には、アルコールが深くかかわっています。
ただしアルコールを飲む人すべてがすい炎になるわけではなく、発症には、食生活も大きく関係しています。
アルコールによるすい炎を発症しやすい食生活のパターンは2つあり、1つは欧米に多い高栄養・高脂肪型で、もう1つは熱帯地方に多い低栄養・低脂肪型です。
日本人は、かつては低栄養型が多かったのですが、食の欧米化により高栄養型が増え、とりわけ脂質の摂取量は大きく増加しています。
したがって、すい炎の治療・予防には、欧米型の食生活を見直し、脂質の摂取量を抑えることが必要なのです。
すい臓の病気では、病態によって食事療法の目的と方法が異なりますが、おもに発作を防ぐことと、痛みを軽くすることが目的となります。
そのためには、すい臓を刺激しないよう、脂質の摂取を制限します。
脂質を10g以上摂取すると、胆のうを収縮させるCCKというホルモンの分泌がさかんになり、痛みが生じるからです。
とくに急性すい炎の場合や、慢性すい炎の代償期には注意が必要で、1食あたりの脂肪摂取量を10g以下に抑える必要があります。
また、アルコールは基本的に禁止です。
飲みすぎ、食べすぎは発作のひき金となりますから、絶対にしないようにします。
ステーキなどに代表される高脂肪のメニューは避け、白身魚や鶏のささみなど、脂肪分の少ない食品を選びます。
低脂肪食にすれば、すい液がドロドロになるのを防ぐこともできます。
脂質の代謝、排泄を促すには、ビタミンや食物繊維が欠かせません。
ビタミン、食物繊維は野菜や果物にたくさん含まれているので、野菜を中心に1日400g以上食べるのが理想的です。
すい臓がんの予防にもつながります。
暴飲・暴食をした後は、すい炎の発作がおこりやすくなります。
暴飲・暴食を防ぐためには、ストレスをためないことはもちろん、1日3食を規則正しく食べることが基本です。
すい臓がすい液を分泌するためには、アミノ酸が必要です。
アミノ酸のもとはたんばく質ですから、たんばく質は積極的にとるようにします。
また、慢性すい炎の非代償期の場合は、塩分や糖分のとりすぎにも注意が必要です。
アルコールはすい臓に悪影響を及ぼすので、禁酒が原則で、飲酒が原因の人の場合、飲みはじめるとやめられなくなるからです。
どうしても少量だけ飲む場合は、必ずつまみを一緒にとるようにします。
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