繊維不足の便秘に注意
便秘は肝臓病の大敵で、便秘によって生じる有毒物質、アンモニアの解毒のために、肝臓に過大な負担がかかるだけでなく、肝硬変の場合には、アンモニアが脳にまわり、肝性脳症をひきおこすおそれもあるからです。
また便秘は、消化吸収にかかわるすい臓にも負担となりますし、胆石症の場合は、痛みの発作を誘引することがあります。
そこで、肝・胆・すいの病気のときには、食物繊維を十分とるなどして便秘を防ぐことが必要なのです。
食物繊維には、水溶性と不溶性の2種類があり、このうち水溶性の食物繊維には、小腸でブドウ糖が消化吸収されるスピードを遅らせるという作用があります。
つまり、食後に血糖値が急上昇するのを防ぎ、糖尿病の予防につながるのです。
水溶性の食物繊維には、腸内でナトリウムと結合し、ナトリウムの排泄を促すという作用があります。
そのため、塩分の過剰摂取による肥満や高血圧の予防、改善につながりますので、塩分制限がある人も、積極的にとるようにします。
肝臓は、コレステロールを原料に胆汁酸をつくり、十二指腸へ排出していますが、食物繊維にはこの胆汁酸の排泄を促すはたらきがあります。
すると、肝臓は新たな胆汁酸をつくるためにコレステロールをどんどん消費することになり、結果的にコレステロール値が下がるのです。
不溶性の食物繊維を多く摂取すると、便の量が増え、腸内の発がん物質や有毒物質がすみやかに排泄されます。
このことは、最近増加している大腸がんの予防にもつながります。
不溶性食物繊維を含む食品には、そのままでは消化されにくいものが多いので、よくかんで食べる必要があります。
そのため、満腹感が得られやすく、食べすぎ防止につながります。
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