すい臓がんとは
すい臓の上皮細胞に発生する悪性腫瘍を、すい臓がんといいます。
すい臓がんの大部分はすい管にできますが、なかでもすい頭部のすい管にできるものが圧倒的に多く、全体の7〜8割を占めています。
すい頭部のがんは、症状の現れにくいすい臓がんのなかで、唯一はっきりとした症状が現れるがんで、黄疸などの症状がおこるのが特徴です。
すい臓がんは、悪性腫瘍の死亡者数で第5位になっている、予後の悪いがんで、その理由は、ハイリスク群が特定できていないことと、早期発見がむずかしいことにあります。、
すい臓がんもほかのがんと同様に、「喫煙」がリスクになることはまちがいないといわれていますが、そのほかのリスクと考えられている「高齢」「家族歴」「男性」「糖尿病がある」などは、発がんとの関係が明確に証明されていないため、ハイリスク群を対象にした検診をおこなうことができません。
また、自覚症状がほとんどなく、気づかないうちに進行しているという問題もあります。
すい臓がんの治療の基本は、病巣を切除する外科的治療です。
がんの大きさや広がり度合いなどをみて手術が可能と判断されれば、切除をおこないます。
進行がんであっても、切除をしたほうが、切除をしない場合より、生存率が高いことがわかっているからです。
がんがすい臓内にあり、周囲に広がっていない場合には、病巣部を切除しますが、すい臓がんは周囲に広がりやすいため、病巣を完全に切除することは困難です。
そのため、広範囲に切除します。
すい頭部のがんでは、すい臓、十二指腸、胃の一部、胆のうなどを切除する「すい頭十二指腸切除術」という方法があります。
がんがすい臓全体に広がっている場合には、すい臓の仝摘出手術をおこないます。
手術が適さない場合には、化学療法や放射線療法をおこないます。
近年では、両方を並行しておこなう化学放射線療法が主流です。
すい臓がんは、みつかった時点で進行していることが多く、約8割の人が手術をおこなえず、延命治療のみというのが実状です。
そのため、手術が可能な段階で発見できるよう、定期的に超音波検査などを受ける必要があります。
また、中高年で急に糖尿病を発症したり、糖尿病が急激に悪化した場合にも、検査が必要です。
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