いろいろなすい臓病
<すい臓内分泌腫瘍>
すい臓には、消化にかかわる外分泌と、ホルモンにかかわる内分泌がありますが、外分泌にかかわる部位のがんを「すい臓がん」、内分泌にかかわる組織にできるものを「すい内分泌腫瘍」といいます。
すい内分泌腫瘍の一部はホルモンを分泌するため、そのホルモンに由来する症状が現れることがあります。
すい内分泌腫瘍には良性と悪性があり、悪性は他臓器に転移します。
しかしすい臓がんに比べて進行が遅く、悪性腫瘍がみつかっても、切除手術をおこなえば多くは治ります。
良性の場合も、悪性に変化する可能性があるため、切除手術をします。
<すいのう胞>
中に液体の入った袋状の病変をのう胞といい、それがすい臓に発生したものを「すいのう胞」といいます。
近年では画像診断が発達し、以前よりも発見率が高くなっています。
すいのう胞には、いろいろなタイプがあり、「腫瘍性のう胞」と「非腫瘍性のう胞」に大別されます。
腫瘍性のう胞のうち、「粘液産生すい腫瘍」は、腫瘍が液体を産生するためにすい管がふくらむことが原因でできるもので、がん化するものと、しないものがあります。
非腫瘍性のう胞には、「仮性のう胞」と「貯留のう胞」があります。
仮性のう胞は他の病気が背景にあることが多く、貯留のう胞はすい管の出口に結石がつまることが原因でおこります。
治療法はのう胞の種類によって異なりますが、がん化しやすいタイプでは摘出手術が必要になります。
通常、すい管と胆管は十二指腸の乳頭部で合流しており、すい液や胆汁は十二指腸へと流れていきます。
しかし先天的な問題により、この合流が乳頭部より上の地点で起こってしまう人がいます。
これを 「すい胆管合流異常」といい、このような異常があると、すい液が胆管に向かって流れ込んでしまいます。
すい胆管合流異常には、生まれつき胆管が拡張している「先天性胆管拡張症」をあわせもつタイプと、そうでないタイプがあります。
この病気は女性に多く、これがあると20代などの若い年代でもがんを発症することがあるので、注意が必要です。
治療は、胆管拡張症がみられる場合は拡張部の切除手術が、みられない場合は腹腔鏡下による胆のう摘出手術がおこなわれます。
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