肝炎ウイルスの感染を防ぐ
肝炎ウィルスに感染しているとわかると、今後誰かにウィルスを移してしまうおそれはないのかなど、さまざまなことが心配になります。
しかし、手に触れたり、一緒に食事をするなどの通常の日常生活でウイルスが人に移るおそれは、ほとんどありません。
もっとも心配されるのがB型、C型肝炎ウィルスの感染ですが、血のつくような日用品を共用しないこと、B型肝炎の場合はセックスのときの注意点さえ守れば、感染のおそれはまずありません。
またA型肝炎の場合、不衛生な地域で生水や生ものを口に入れることが理由で感染するケースが多くみられます。
衛生環境のよくない地域に出かけるときは事前にワクチンを打っておくこと、生水、生ものは避けるという方法で感染を予防できます。
A型肝炎は、海外の衛生環境のよくない地域に旅行に行ったときに感染するケースが多いといわれています。
そこで、衛生環境のよくない場所では生水、生ものを口にしないことが感染予防のポイントとなります。
感染予防のワクチン接種を事前に受けておくと、さらに安心です。
B型およびC型の肝炎ウイルスは、どちらも血液や体液を通して感染するタイプですが、B型では精液、膣分泌液、母乳などの体液を通しても感染すること、C型では血液感染が中心であることが特徴です。
日常生活では、血のつくおそれのあるものを共用しないことが、感染予防の大切なポイントとなります。
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