タンパク質で疲れにくい体を作る
体は約60兆個の細胞からできていますが、それらはタンパク質でできています。
筋肉も皮膚も血管も骨も、タンパク質がなければつくることができません。
エネルギー代謝にかかわる酵素もホルモンもすべてタンパク質が原料です。
タンパク質はいくつものアミノ酸が合成してつくられており、アミノ酸とはタンパク質をつくる物質の最小単位をいいます。
そのうち体内でつくることができないアミノ酸を必須アミノ酸といい、食品から摂取しなければいけないアミノ酸が必須アミノ酸で、これは9種類あります。
良質のタンパク質とはこの9種類の必須アミノ酸を含むほかのアミノ酸をバランスよく含んでいることをいいます。
タンパク質の構成要素であるアミノ酸が揃わなければ、タンパク質の働きも十分とはいえなくなります。
ちなみに、BCAAという分岐鎖アミノ酸(バリン・ロイシン・イソロイシン)だけを過剰に摂取すると体内のアミノ酸バランスが崩れ、トリプトファンやチロシン、フエニールアラニンといった芳香族アミノ酸が低値となることが実験で示されています。
特に、トリプトファンは疲労緩和に関与するセロトニンの原料となる重要な物質のため、芳香族アミノ酸が減少することば決してよいことではありません。
タンパク質については、やはりバランスよく摂取するということが重要なのです。
細胞を強くするには、必須アミノ酸をバランスよくとる、つまり、良質のタンパク質を積極的にとることです。
良質のタンパク質は卵、肉、魚などがあげられます。
タンパク質には肉や魚などの動物性タンパク質と、大豆などの植物性タンパク質がありますが、これらをバランスよくとることです。
これが必須アミノ酸を効果的に摂取できる方法となり、脂質のとりすぎを予防することにもなります。
日本人の平均寿命は長といわれますが、この長寿の裏には魚や大豆製品を中心とした日本食があるといわれています。
たとえば、日本の伝統食材といわれる大豆は、畑の肉とも呼ばれ栄養価の高い食品で、大豆には女性ホルモンと似た働きをするとして注目を集めたイソフラボンが含まれます。
実はこのイソフラボンも抗酸化作用を持っています。
また、大豆には抗酸化ビタミンとしても知られるビタミンEも多く含まれます。
じゃがいもにはビタミンCをはじめクロロゲン酸という抗酸化物質も含まれます。
野菜には抗酸化作用を持つさまざまな物質が含まれているので、疲労に強い体づくりを助けることになるのです。
赤ワインに含まれているポリフェノールのひとつアントシアニンや、緑茶に含まれるカテキンなどは代表的な抗酸化物質です。
イミダペプチドのような優れた抗疲労効果は期待できませんが、血行をよくして健康を維持する上で有効です。
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