クエン酸の疲労回復の効果とは

クエン酸の疲労回復の効果とは

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クエン酸の疲労回復の効果とは

レモンなどのかんきつ類に多く含まれるクエン酸にも疲労回復の働きがあることがわかっています。

クエン酸は梅干し、黒酢にも多く含まれており、クエン酸だけで疲労回復効果を狙うなら、1日に梅干し2個かレモン2個、もしくは黒酢大さじ1が目安です。

イミダペプチドにクエン酸をプラスすれば、疲労回復効果はさらに高まると考えられます。

クエン酸が疲労回復に効果を発揮するのかは、体のエネルギー効率を高め、細胞にかかる負担をやわらげるからです。

体の細胞には、クエン酸回路(TCA回路)と呼ばれるエネルギー生産工場があります。

ここは酸素を使って食事からとった栄養素をエネルギーに変える場所で、この回路の働きを活発にするのがクエン酸です。

クエン酸によってエネルギーが順調につくり出されるようになり、疲労を緩和してくれるのです。

クエン酸が特に効くのが、体のエネルギーが枯渇しそうなときで、たとえば、栄養補給できないままに激しい運動や残業で疲れたときです。

このときにクエン酸をとることで、短時間でクエン酸回路が活性化されます。

激しいスポーツをするときにレモンやお酢がいいとされるのはこのためです。



イミダペプチドやクエン酸などの抗疲労成分をとっている間は、毎日の疲れのピークが大きくならず回復にかかる時間も少なくてすみます。

疲れてから抗疲労成分をとるよりも、疲労予防のために毎日少しずつとるようにします。

活性酸素が疲労の原因なのだから、抗酸化成分はすべて抗疲労効果があるのではと思いがちですが、それは違います。

たとえば、抗酸化ビタミンとしてよく知られているのがビタミンCです。

実験からは、経口的に1日3000mg摂取してもビタミンCの明確な抗疲労効果は認められませんでした。

ただし、だからといってビタミンCは抗疲労効果がないというわけではありません。

たとえば点滴であるとか、投与方法を工夫したり、もっと量を増やしたりすれば効果が出るかもしれないからです。

ただ、ビタミンCを1日に3000mg以上摂取することは下痢になりやすいだけでなく、結石のリスクも高まるため、あまりおすすめできません。

また、実験から、イミダペプチドやクエン酸のように明確な抗疲労効果は認められないものの、疲労を一部でも緩和してくれる成分としては、CoQ10やリンゴポリフェノールがあります。

CoQ10は、血中濃度を維持すれば運動による疲労を軽減する効果が期待できます。

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