疲れをとる入浴法とは
入浴には疲労をやわらげる効果があり、疲れたときに湯船にゆっくりつかると疲れがとれるとほとんどの人が感じます。
入浴が疲労回復につながるのは、血行が促進されるからで、足のむくみがとれたと感じるのも、肩や首の凝りがやわらいだと感じるのもこのためです。
入浴すると血管が広がることで血液の流れがよくなり、体にたまった老廃物が血液と一緒に流されて体外へと排出されます。
血行が悪いと、疲労因子FFの原因である老廃物が体内に蓄積された状態になります。
血行がよくなれば、さまざまな老廃物が排出され体内にとどまらないので、疲労を緩和できるのです。
血行が悪いというのは、血管内疲労ともいえます。
血管は外側に外膜があり、内側には内膜があり、内膜をつくる細胞が血管内皮細胞です。
血管を広げたり狭めたりできるのは、自律神経からの命令によって血管内皮細胞がスムーズに働いてくれるためです。
疲労による細胞の機能低下はこうした血管の細胞にまで及びます。
入浴以外の方法で疲労回復対策をとり、血液の流れをよくしておくことも、疲労しにくい体をつくっていくことになります。
入浴は疲労回復に効果があるとはいえ、入浴の仕方を間違えるとかえって体を疲れさせてしまいます。
疲れはとれたように感じても、実は湯の温度や入浴の仕方によっては疲労因子FFが増えてしまうこともあります。
全身浴は半身浴よりも体を疲れさせます。
疲労因子FFと疲労回復物質FRの値は、半身浴後よりも全身浴後のほうが、疲労因子FFが高くします。
上半身を温めると交感神経優位に、下半身を温めると副交感神経が優位になることが知られています。
入浴をするときは、全身浴より半身浴のほうが自律神経への負担が少なく、血行の改善と老廃物の排泄促進による癒し効果を得やすいと考えられます。
全身浴はむしろ疲労をさらに悪化させる危険を持ち合わせているということです。
たとえば、熱い湯につかったとき、体はびっくりして交感神経が優位な状態になります。
特に冬場の入浴など、体が冷えているのに、急に熱い湯につかれば血管がきゅっとしまります。
この血管をきゅっとしめつける命令は脳が出すのですが、このとき交感神経が働きます。
交感神経が働くというのは体が緊張している状態、リラックスからは程遠くかえって体を疲れさせます。
熱い湯につかると目が覚めてすっきりします。
熱い湯によって脳が覚醒されるので気分的にリラックスすると感じるかもしれませんが、それは疲労回復とはいえません。
疲労回復を目的にする入浴は半身浴や足湯がおすすめです。
しかし、半身浴だからといって体にまったく負担がかかっていないとはいえず、。体への負担を軽くするために、ぬるめの湯に合計で15分くらいつかるようにします。
ぬるめの湯というのは、だいたい38〜40℃くらいが目安です。
寒い季節は、扁までゆっくりつかりたい人はまずはぬるめの湯に少しっかり、湯温を1〜2℃上げるようにします。
最初から熱い湯に入るのは、自律神経をびっくりさせてしまいます。
血管への負担を増やしてしまうことにもなります。
また、汗をだらだらかくまで浴槽につかるのも交感神経を優位にし、体を疲れさせていることになります。
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