疲労の種類とは
一般健常者における疲労とは、医学的にいうと「過度の肉体的および精神的活動、または疾病によって生じた独特の不快感と休養の願望を伴う身体活動能力の減退状態」と定義されています。
ただ、これは健常者における疲労の定義で、生理的な疲労を意味します。
健常者にみられる生理的な疲労とは仕事や家事、余暇のスポーツで通常私たちが感じる疲れで、この場合、体はへトヘトであっても、一晩寝ると元気になる、あるいは週末にのんびり過ごせば回復する疲れです。
そして、もうひとつが病的な疲れで、何か別の病気が隠れており、その自覚症状として出てくる疲れがそのひとつです。
また、疲れそのものが病気である場合があり、慢性疲労症候群や特発性慢性疲労といわれるものです。
たとえ長時間寝ても、週末しっかり休んでもすっきりせず、明らかに体に変調をきたしているにもかかわらず、検査しても大きな疾患や異常が見あたらないのが特徴です。
自身は極度の疲労感に苦しんでいるにもかかわらず、医学的検査や診察では異常が見つからないため、まわりから怠け者と誤解を招くこともまれではありません。
生理的な疲労には、短期疲労、中期疲労、長期疲労があります。
通常の疲労は休むことで回復し、これが短期疲労です。
しかし、疲労回復の途中で何らかの新しい負担が体に加わると、疲れが回復せず残ってしまったり、それ以上に疲労感が強くなったりして、疲労が抜けきらない状態になります。
これが中期疲労で、長期疲労は休めない状態が長期間続いて疲れがたまってしまう状態です。
この原因としては、過労や睡眠不足、ストレスなどがあげられ、だるいとかやる気が起きないといったことにつながります。
病的な疲労である慢性疲労症候群や特発性慢性疲労と、生理的な疲労の長期疲労とは別物です。
慢性疲労症候群は、明確な診断基準が定められているれっきとした病気で、その診断基準では、「生活が著しく損なわれるような強い疲労感をおもな症状とし、少なくとも6か月以上この状態が持続したり、これを繰り返している状態」とされます。
強い疲労感とは短期の休養では回復せず、1か月に数日間は会社や学校を休まざるを得ないような状態です。
これに加えて、微熱や悪寒、のどの痛みといったいくつかの症状が伴ってはじめて慢性疲労症候群と診断されます。
また、この診断基準を満たさないながら、負荷もないのに6か月以上疲労が続く疾患が特発性慢性疲労です。
慢性疲労症候群には遺伝的な要素も深く関係していることがわかってきましたが、まだ特定の治療法は確立されていません。
長期疲労や特発性慢性疲労が必ず慢性疲労症候群につながるというわけではありません。
慢性疲労症候群あるいは重篤な疾患による二次的な疲労については医師の診察を受けることが大切です。
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