疲れにくい体とは
疲労とは活性酸素によって引き起こされており、疲れにくい体をつくるには、活性酸素に負けない体、つまり抗酸化力の高い体をつくることです。
活性酸素の発生をゼロにすることは不可能ですから、なるべく活性酸素による細胞への傷を発生させない生活を心がけることが大切です。
飲みすぎや喫煙、精神的なストレスは活性酸素を増やしてしまう要因です。
どんな疲労でも自律神経に負荷をかけていますので、自律神経のバランスを崩すような生活は避けるようにします。
基本的に人間の体は、昼間は交感神経が活発に働き、夜間は副交感神経が活発に働くような体内リズムを持っています。
ですから、不規則な生活態度は、体のリズムを崩すもとで、生活のリズムを整えることが自律神経を疲れさせないことになります。
日によって寝る時間や起きる時間が違うような不規則な生活は、体内リズムを崩す原因です。
よくいわれていることですが、体内リズムを維持するために大切なのが、睡眠、食事、運動です。
疲労回復に最も効果的なのは睡眠で、体内リズムを保つには、ほぼ同じ時間に起きて、同じ時間に寝ることが理想です。
残業がないときは早く帰ってもやることがないから早く寝て、でも翌日は飲み会で寝るのが深夜、こんな生活を繰り返せば、体内のリズムは徐々に崩れていってしまいます。
現代社会は夜間も蛍光灯などの明かりがあるために活動しすぎてしまう傾向があり、これも自律神経のバランスを乱しやすい環境です。
朝型人間、夜型人間とはよくいわれることで、一般的には早寝早起きの習慣を持つ人は朝型、夜更かし朝寝坊型は夜型といえます。
朝型の人は比較的すっきりと目覚め、朝食も食べて午前中からバリバリと仕事をこなせます。
逆に夜型は朝起きるのが苦手で、胃腸も目覚めていないので朝食はのどを通らず、午前中の活動はいまひとつです。
夜になると元気になるので、仕事や遊びで夜更かしをしてしまいがちです。
朝型か夜型かは、体質や生活環境で決まるといわれています。
ただし、睡眠に入ってしまえば、この2つの睡眠の質に大きな違いはないことがわかってきています。
ですから、どちらが疲れやすい、疲れにくいということばいえないようです。
朝型と夜型は1日の生活のサイクルがやや前にずれるか、後ろにずれるかの差です。
どちらも多少のずれは問題ないのですが、これらが大きくずれると疲れが残りやすくなるといえます。
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