目の疲れは脳の疲れ
テレビなどでライオンやチーターといった野生動物が獲物をつかまえるときの映像では、ライオンは遠くにいる獲物を見つめ、徐々に集中力を高めていき、緊張を高めて一気に獲物を獲得します。
狩りのときは頭もさえていなければなりませんし、俊敏な動きも必要です。
遠くの獲物を見るときの動物は自律神経のひとつである交感神経が優位の状態にあります。
交感神経は緊張状態や戦闘態勢になるときに活発に働く神経です。
人間は狩猟を主として生活していましたから、遠くにいる獲物を見ながら狩りをしているときは交感神経が優位な状態になります。
逆に、子供がおっぱいを飲みながら大好きなお母さんの顔をじっと見つめる、これは、最も安心できる状況であり、副交感神経優位な状態です。
元々動物には遠くを見る=脳は交感神経モード、逆に、近くを見る=副交感神経モードとなるしくみが備わっているのです。
現在、仕事ではパソコンなど近くを見ながらの作業が多くなりますが、仕事中はいわば戦闘状態なので、脳は交感神経モードです。
体のしくみからすると、近くを見るということでは目は副交感神経モードなのに、頭は交感神経優位のモードになっている、自律神経の働きからいうと、交感神経と副交感神経はどちらか一方が活発なときはもう一方がお休みというように、同時に活発に機能することはありません。
でも、近くを見ながらの作業というのは両方の神経が活発な状態ですから、脳はパニック状態に陥ります。
この矛盾が目の疲労を引き起こしている大きな要因と考えられます。
目が疲れるのは、目を酷使することが原因ではなく、自律神経が引き起こす脳の疲労によるものだったのです。
目の疲れだけでなく、目がしょぼしょぼする、目が充血する、目の奥が痛いといった自覚症状に血圧上昇や動悸がときに伴ったりするのは、目の疲労が脳の疲労であることを裏づけています。
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