姿勢の疲労を改善する方法
帰省や旅行などで長時間、車の運転をしていると、腰や肩が凝ったり、足がむくんできたり不快な症状を感じます。
運転には当然、精神作業疲労を伴いますが、おもな原因は同じ姿勢をとり続けることによる疲労と考えられます。
同じ姿勢を続けることで血行が悪くなり、それが結果として疲労を招きます。
運転中の疲労は、疲労因子FFの原因である傷ついた細胞の老廃物が体外に排出されず蓄積されてしまった状態と考えられます。
同じ姿勢をとり続けることが疲労につながるというのは実験でもわかっており、90分間継続してずっと同じ姿勢で作業をさせて5分休憩させた場合と、30分ごとに1分休憩させた場合、それぞれの疲労度を測定すると、90分間続けて作業させたあとに5分間休憩した場合のほうが疲労度が高くなります。
ですから、長時間運転をする場合、体を動かして姿勢を適当に変えることば大切です。
また、何回もこまめに休憩したほうが疲れません。
車の運転のほか、長時間のデスクワークや海外旅行での飛行機内のように、ずっと同じ姿勢で座っているときは、体が疲れたように感じます。
これは太ももの付け根のそけい部が圧迫されて血行が悪くなっているからです。
特に、太っている人ほどそけい部の締めつけがきついので、疲れが出てくるのも早いのです。
このような姿勢の疲労を一時的にでも緩和するためには、背伸び運動を取り入れるようにします。
あるいは、立ち上がってそけい部を伸ばし、軽く脚を振る運動も効果的です。
10秒ほど行うだけでも疲れを緩和できます。
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