疲労が起こる疲労物質とは
活性酸素によって細胞が錆びてしまうことが疲労の始まりで、ここで登場するのが、FFと呼ばれるものです。
これは活性酸素が細胞を錆びつかせたときに出る老廃物から誘導される物質で、このFFこそが、疲労を起こしてしまう物質であることがわかったのです。
疲労が進むと、疲労因子FFが血液中にどんどん増えていき、疲労した体とは、この疲労因子FFがたくさん増えた状態です。
活性酸素などによって細胞が傷つくことで疲労因子FFができ、疲労は疲労因子FFが体内に増加した状態なのです。
この疲労因子FFはリアルタイムの疲労を測定できる成分で、リアルタイムの疲労を測定できるというのは、今現在、自分はどのくらい疲れているのかを主観ではなく、客観的に知ることができる、あるいは周囲に認識してもらうことができるということです。
たとえば、電車・長距離バスの運転手など職業運転手の運転中の疲労対策として、就業前に、今、疲労因子FFがどのくらい増えているのかを血液検査で測定できれば、運転するために必要な判断力や注意力に支障がないかどうか、つまり、業務が遂行可能かどうかを客観的に判断する指標として使えるのです。
これは就業者の健康問題だけでなく、大きな事故を未然に防ぐことにもつながります。
乳酸は疲労物質とよくいわれますが、乳酸は疲労を引き起こす物質ではなく、むしろ疲労を軽減させている物質であることがわかっています。
乳酸は疲労物質と言われたのにはひとつの理由が考えられ、運動強度が高い筋肉運動や、100メートルを全力疾走するような無酸素運動を一定時間続けると体はへとへとになります。
短距離を走ったあとに足がガクガクしたり、一歩も動くことができなかったりします。
確かに、このときの筋肉中には乳酸がたまっています。
筋肉を動かすときには、体は酸素を燃やすことでエネルギーをつくり出し、それを使っています。
しかし、あまりにも激しい運動をすると体への酸素の供給が追いつかなくなり、体は酸素の代わりにグリコーゲンやブドウ糖をエネルギーに変え、この過程で生まれるのが乳酸なのです。
乳酸が筋肉にたまると筋肉がうまく収縮できずに痛みや炎症が起こると誤解されてきました。
乳酸が筋肉にたまるから疲れ、乳酸は疲労物質だと言われるようになったようです。
無酸素運動を行うと血液中に乳酸が増えるのは事実ですが、乳酸が増えるから体が疲れるわけではありません。
実際、無酸素の筋肉運動で乳酸が増えても疲労は起こりません。
むしろ乳酸は、細胞の疲弊を保護する働きがあり、疲労回復のエネルギーとして利用されているものなのです。
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