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パーキンソン病の食事
パーキンソン病の人向けの特別な食事療法というものはなく、また食事制限もありません。
基本的には、何でも食べてよく、偏らずバランスよく、今までどおりの食生活でいいのです。
野菜、穀物、豆、キノコなどを中心に、魚や肉などのタンパク質を適度にとるようにします。
タンパク質はLドーパの吸収を妨げる作用をしますが、健康のためには欠かせない栄養素です。
薬の効果が必要な朝、昼時には避けて、夕食に1日の必要量を食べるようにします。
また、パーキンソン病の人は、どうしても便秘がちですので、食物繊維の多い野菜、キノコ、豆類、海草などをとるようにします。
食物繊維は便のかさを増やし、腸のぜん動運動を活発にして無理なく便通を促してくれます。
消化管全体の活動性も高めてくれます。
便通のためには、水分をよくとることも大切です。
病気が進んでくると、人によって手のふるえやこわばりのために箸やフォークなどがうまく扱えなかったり、食器がうまく持てなくなることもあります。
持ちやすいスプーンやフォーク、ピンセット型の箸、食事用のエプロンなどを利用します。
また、嚥下障害のために、食べ物や飲み物がうまく飲み込めなくなることもあり、このような場合には、食べ物は細かく刻むようにしたり、スープなどにして柔らかく煮て食べやすいようにします。
うつ病がんばるな!
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