Lドーパの副作用

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Lドーパの副作用

抗パーキンソン病のように神経系に作用する薬は、特に副作用に気を配らなければなりませんが、Lドーパの副作用は、薬をやめれば軽くなるか、おさまるので、ほとんど心配はないのです。

Lドーパの副作用には次のものがあります。

@不随意運動(ジスケネジア)

自分の意思に反して、手足や首に胴体などが、くねくねと勝手によじれるように動いたり、舌を出したり引っ込めたり、顔をゆがめたりといった状態になります。

パーキンソン病特有の規則的なふるえ症状とは異なるものです。

Lドーパの血中濃度が高いときに出る場合と、血中濃度が上がったり下がったりするときに出る場合とがあります。

5年以上治療している人には、かなりの高い率でみられる副作用です。

また、治療が長期になると、足の指などが曲がってしまうジストニアという症状が出る場合もあります。

A食欲不振、吐き気、嘔吐

人によっては、吐き気などのために薬が飲めず、苦労する人もいますが、我慢して飲んでいるとだんだん慣れて飲めるようになる場合が多くあります。

B胸痛、動悸、不整脈、起立性低血圧

胸の痛みや動悸、不整脈は、高齢者には現れる場合があります。

C睡眠障害、錯乱、幻覚・妄想

治療の初期にはめったに現れないのですが、大量の薬を長期間服用している人に出ることがあります。

Lドーパを飲み始めると、多くの人が、頭がはっきりするように感じるといいます。

薬が大量のドーパミンを放出させ、覚醒作用を起すためなのですが、これが高じると、睡眠障害や幻覚・妄想など、精神症状が現れることがあります。

うつ病がんばるな!

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