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ドーパミン受容体刺激薬とは
ドーパミン受容体刺激薬は、線条体にあるドーパミン受容体を刺激して、ドーパミンが分泌されたのと同じ反応を起こし、体を動かせるようにする薬です。
Lドーパと比べると効き方は弱いのですが、作用時間が長く、長い期間飲んでいても、1日のうちで薬が効いたり効かなかったりする日内変動や体が勝手に動いてしまう不随意運動といった合併症が起こりにくいという特徴があります。
また、一部のドーパミン受容体刺激薬には、神経細胞を保護し、病気の進行をおさえる可能性があると考えられています。
そこで、運動合併症が起こりやすい65歳以下ぐらいまでの人には、ドーパミン受容体刺激薬から治療を始め、65〜70歳以上で発症した人や、幻覚や認知症などの精神症状がある人には、最初からLドーパを使う治療がされています。
ただし、ドーパミン受容体刺激薬とLドーパ、どちらの薬を使うにしても、いずれは併用が必要になる場合が多くなります。
そのほか、抗パーキンソン薬には、塩酸アマンタジン、抗コリン薬、分解酵素阻害薬、ノルアドレナリン補充薬があります。
例えば、塩酸アマンタジンには、Lドーパの副作用である不随意運動を抑える作用がありますので、Lドーパと併用する場合があります。
パーキンソン病は人によって症状の現れ方や病気の進み方が違いますから、処方される薬も一人一人異なります。
うつ病がんばるな!
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