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パーキンソン病の検査
パーキンソン病は、ドーパミンが減ってしまって起こる病気ですので、ドーパミンの代謝産物も減っています。
ドーパミンの代謝産物を調べる際に、脊髄液の検査をする場合があります。
また、ホルモンの異常や代謝の異常などでも、パーキンソン症状が現れることがあります。
そこで、パーキンソン病ではなく、他の病気のために症状が起こっているかどうかを調べるために、血液や尿の検査が必要になることがあります。
例えば、次のような病気が疑われるときです。
@甲状腺機能低下症
甲状腺ホルモンが不足する病気で、血液中の甲状腺ホルモンや、甲状腺刺激ホルモンを検査します。
Aウィルソン病
体内の微量金属である銅が、肝臓から胆汁の中へとうまく排泄されず、肝臓の細胞に沈着してしまう代謝異常の病気です。
さらに、血液中の過剰な銅が脳に沈着することもあり、パーキンソン病と似た症状が起こります。
血清や尿中の銅排泄量を検査します。
また、パーキンソン病の薬を投与してみて、その効き目を見る方法があり、抗パーキンソン病薬は、パーキンソン病の人には有効で症状がかなり改善しますが、症候性パーキンソニズムの人にはほとんど効きません。
試験的な投薬を行うことによって、パーキンソン病かほかの病気かを判別することができるのです。
うつ病がんばるな!
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