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パーキンソン病をMRIで検査
パーキンソン病の場合、MRIで脳の画像検査をしても、正常に近い状態に映り、異常はほとんど認められません。
パーキンソン病にかかわる脳の部分(黒質)は、大変小さいため、MRIでみても異常信号があらわれにくいのです。
それとは逆に、アルツハイマー病や、その他の症候性パーキンソニズムのいくつかは、脳の異変をMRIでみることができます。
MRIで異変が見つかりやすい病気は、次のようなものです。
@脳血管障害性パーキンソニズム
大脳白質の前寄りの広い障害です。
A線条体黒質変性症
MRIで、脳の被殻という部分に萎縮がみられます。
B進行性核上性麻痺
中脳、脳幹の部分が萎縮し、第3脳室が大きくなっていることが多く見られます。
パーキンソン病では、血流や代謝に異常は出ないのですが、PET(ポジトロン断層撮影)でみると線条体でのドーパミン取り込みの減少がみられます。
また、最近、心筋シンチグラフィー(MIBG)による検査も行われています。
パーキンソン病で自律神経に関係する物質が心筋にあまり集まってこないために、その集積程度を調べることによって、本当のパーキンソン病なのか、それともほかの原因によるパーキンソン病なのかを鑑別しようとするものです。
うつ病がんばるな!
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