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パーキンソン病治療のQ&A
<Q>
次第に抗パーキンソン病薬が効いている時間が短くなっているようなのですが。
<A>
このような現象を一般にウエアリング・オフ現象といい、Lドーパを長く使っていると、かなりの頻度で起こってきます。
このような不都合が起こらないようにするためにも、治療薬はまず、ドーパミンアゴニストを先に使う、という考え方が強くなっています。
ウエアリング・オフ現象には、薬を少量ずつ何回にも分けて服用する、MAO−B阻害薬の塩酸セレギリンを併用してみる、何種類かあるドーパミンアゴニストを使い分けてみるといった工夫をします。
<Q>
薬を飲むようになって、おかしな動きが増えてきましたが、ジスキネジアといわれるものでしょうか。
<A>
ジスキネジアは不随意運動ともいわれ、一般には薬の血中濃度が高いときに起こりやすいものです。
不随意運動への対応は、基本的には抗パーキンソン病薬の量を減らすか、1回に飲む量を減らして飲む回数を増やしてみます。
こうすることで、薬の血中濃度が高くなったり低くなったりしないように変動を少なくして、一定に保つわけです。
これでも改善しない場合は、チアプリドや塩酸アマンタジンといった薬を使ってみます。
<Q>
薬の服用時間に関係なく、急に動けなくなることがあるのですが。
<A>
このような状態を、オン・オフ現象といいます。ウエアリング・オフ現象よりも、起こる頻度は少ないのですが、Lドーパを長く使っていると出て来ることがあります。
最初に使う薬をドーパミンアゴニストにしたり、Lドーパの場合はドーパミンアゴニストと併用して、できるだけ量を少なくするといった工夫をします。
うつ病がんばるな!
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