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パーキンソン病の遺伝性
パーキンソン病の発症は、遺伝的な素因に複数の環境的因子がかかわるのではないかとされているのですが、まだはっきりとは解明されていません。
ただし、50〜60歳の初老期に発症する典型的なパーキンソン病には、遺伝性があるとは考えられていません。
一部には遺伝によって起こる場合があり、家族性パーキンソン病といわれます。
遺伝の形式には、優性遺伝と劣性遺伝があり、優性遺伝の場合、対の染色体のうち、どちらか1本の染色体の遺伝子に異常があれば発症します。
両親のうち、どちらか1人にパーキンソン病が発症していれば、子供は2分の1の可能性で発症することになります。
劣性遺伝は、染色体の2本ともに異常がなければ発症しません。
1本の遺伝子のみが異常で、病気を発症していない人は、保因者となり、劣性遺伝の場合、両親のどちらかが保因者であっても、もう1人が保因者でなければ、子供は発症しません。
日本に多い劣性遺伝による家族性パーキンソン病は、20代で発症することが多く、このように若い世代で発症するパーキンソン病を若年性パーキンソン病といいます。
若年性パーキンソン病は、40歳以下で発症するものをいいます。
若年性パーキンソン病と50〜60歳代の初老期に発症するパーキンソン病とが、同じ病気であるのかどうかについては、まだ不明です。
ただし、現れる症状はよく似ていて、治療薬であるLドーパもよく効きます。
うつ病がんばるな!
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