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前傾姿勢やすり足歩行の運動
パーキンソン症状があると、日常の用事をこなすときに、さまざまな不都合を感じ、例えば、前傾姿勢、すり足歩行などです。
□前傾姿勢に対しての運動
@壁を背にして立ち、足のかかと、肩、頭の後ろをしっかりと壁にくっつけるようにします。
この姿勢で1分ほど立ち続けます。
A壁から離れ、足を高く上げて腕を振り、「いちに、いちに」と声でリズムをとりながら、部屋の中を、できれば行進するように30歩ほど歩きます。
Bその後、壁まで戻り、再び壁に背中をつけ、部屋の中を歩いている間に、どのくらい前かがみになったかを確認します。
この運動は、朝、晩にそれぞれ5回ずつ行います。
□背筋を伸ばす運動
@壁に向き合って立ち、両手をできるだけ高く上げ、そのまま両手のてのひらが壁に当たるまで体を前に倒します。
A壁に置いた手をそのまま、壁に沿ってゆっくりと、できるだけ高くまで腕を押し上げ、体を起していきます。
そのとき、首と背骨は少し後ろに反らせて、体を伸ばし、これを5回ずつ、1日に2回行います。
B立ったまま、体をゆっくり前に曲げる運動をあわせてやると、背筋から腰までがよく伸びます。
□すり足、突進歩行に対する運動
@足を高く上げて歩いたり、行進したりする練習をします。
行進をするように「いちに、いちに、みぎ、ひだり、みぎ、ひだり」というふうに、きびきびとリズムをとって歩きます。
リズムをとるのには、足が床を打つ音を聞くようにします。
A足を上げるのが難しい場合は、床に大きさが同じくらいの棒、カードなどを歩幅と同じくらいの間隔に離して並べ、これを目印に歩きながら、またいでいきます。
B足がすくんで床から離れなくなったときは、両腕を振り、「いちに」の行進のリズムを声に出して、それに合わせて体を左右に揺するようにします。
何回か、その場で足踏みするのも効果があります。
うつ病がんばるな!
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