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家族のうつ病の理解
うつ病の治療には、家族の温かい支えが必要です。
うつ病の治療の第1歩は休養ですから、休養できるように協力し、特に主婦の場合には、家族が家事を肩代わりしたりします。
うつ病の人には励ましの言葉は禁句で、がんばって、元気を出して、しっかりして、などという言葉や態度は慎みます。
また、例えば、うつ病の妻から、「おかずはなにがいい?」などときかれたとき、「なんでもいいよ」と答えると、何を作ったらよいかを迷ってしまいますので、具体的に「ハンバーグ」などと答えるようにします。
散歩や外出などをすれば落ち込んだ気分が晴れそうに思いますが、無理にすすめるのは逆効果で、本人から誘われた場合には付き合うようにします。
うつ病の人は、家族へつらい気持ちを延々と訴えることがありますが、毎日毎日これを繰り返されると、家族も疲れ果ててしまいますので、家族もストレスを抱えないように気晴らしをするようにします。
自殺を考えていると思われるときは、死なないで欲しい、必要な人なの、などとはっきり言葉に出して、自殺を止めるように言います。
死んでしまいたいと言っても、心のどこかには家族への思いがありますし、死に対する恐怖もあり、家族のそういう気持ちが伝わると、自殺を思いとどまることも多いのです。
家族がいくら引き留めても、中には自殺してしまう人もいて、自殺をほのめかさずに自殺してしまう人もいますので、刃物や紐や睡眠薬などを遠ざけておいたりします。
うつ病の中には、長引くものもあり、再発しやすい病気ですが、必ず治る病気ですから、本人も家族もしっかりと理解します。
うつ病がんばるな!
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