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うつ病を発症する環境変化
人はさまざまな環境の変化を経験しますが、この環境の変化も、うつ病発症の重要な要因の一つになります。
学生であれば、受験、入学、転校、休学、卒業などです。
社会人であれば、入社、転勤、転職、退社、定年、左遷、失業、昇進、仕事の内容の変化、大きな仕事の終了などがうつ病発症の誘因になります。
不況下では、中高年の自殺が増加するといわれていますが、その主な理由として経済的な問題があり、リストラや事業の失敗などが自殺の引き金となっているのですが、その背景としてうつ病とのかかわりがあるのです。
女性であれば、妊娠、流産、出産、子供の独立や結婚などが誘因となります。
女性ホルモンの変動、出産疲れや育児の不安などがかかわっていたり、環境の変化なども影響を与えています。
そのほか、恋愛、結婚、引越し、配偶者の家族との同居、いじめ、親しい人との死別や離別や別居、自分や親しい人の病気、失敗など、さまざまなことがうつ病の誘因になります。
また、高校や大学への合格、昇進、新居への引越しなど喜ばしい環境の変化であっても、それがうつ病発症の誘因になることもあります。
良くても悪くても、環境の変化自体に順応できず、気がめいったり、元気や意欲がなくなったりします。
環境の変化とは、秩序の崩壊であり、原状の喪失で、喪失体験はうつ病発症の誘因になりやすいのです。
うつ病がんばるな!
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