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うつ病を発症させるストレス
ストレスの原因となるものとしては、暑さ、寒さ、騒音、薬物、ビタミン不足、酸素不足、飢餓、過労、細菌感染、不安、恐怖、興奮など、さまざまなものがあります。
ストレスが加わると、視床下部、下垂体、副腎皮質などが連携して防御にあたります。
ストレスの程度も軽くて時間も短ければ、体はそれに対応することができますが、強すぎたり長く続いたりすると、対応し切れなくなって、心身にトラブルが生じます。
うつ病の人では、視床下部、下垂体、副腎皮質系に異常があるといわれています。
現代社会は24時間活動しており、大量の情報伝達が瞬時に行われ、世の中がものすごいスピードで流れています。
人間はかつてないほどの大きな刺激にさらされ、大きなストレスを受けているのです。
過剰なストレスを受けているとき、それに耐えたりはねのけたりする力の一つは、親しい人の支えですが、核家族化が進み、支えてくれるはずの親しい人が身近にいない場合が多いのです。
他人を支えたり、支えてもらったりする関係は、子供のときから人と交わることで自然に覚えていくものですが、受験勉強やお稽古事に追われている現代の子供たちには人付き合いを学ぶ機会があまりありません。
子供遊びはパソコンゲームなどの一人遊び、コミュニケーションの手段は携帯電話でのメールで、子供同士の体がふれ合ったり、面と向かって言葉で直接気持ちを伝えたりといったコミュニケーションが極端に減っているのです。
これでは、健全な人間関係を築くことはできません。
ストレスに耐える力を養うことができない状態になっているのです。
うつ病がんばるな!
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