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境界性人格障害とは
人格障害とは、その人が属している社会の人々との感情や考えが極端に偏っていたり他人とのかかわりなどがうまく持てないために不適応を起こしやすい状態をいいます。
その中でも、境界性人格障害は、見捨てられることへの不安が強く、対人関係が非常に不安定になり、感情の波が小刻みに揺れやすいのが特徴で、例えば、同じ人に対して、あるときは理想化した態度で接したかと思うと、別のときにはなじるなどの行動をします。
このような接し方をするのは、親、学校の教師、治療者、恋愛の対象者などが多いのですが、ある程度親しくなれば、誰に対しても見られます。
リストカット、大量服薬を行ったり、自傷行為、引きこもり、家庭内暴力、摂食障害、強迫性障害、薬物依存、非行など、またうつ状態もみられます。
衝動的で激しい症状が見られるため、周囲の人は振り回され、対応に苦しみますが、このような言動の裏に埋めようのない強い空虚感があると考えられています。
例えば、親が困るような行動を次々起こすようなときに、それでも親が受け入れてくれるのが試しているようなところがあり、親に十分愛されていないという不安感があるのです。
本人はそういう行動をとってしまう自分に嫌気を感じているし、空虚感は癒されません。
境界性神格障害は、幼児期や思春期の親離れ、子離れの失敗、親の子供に対する虐待や過剰な支配なども関係していると考えられ、親子の関係修復が必要といわれています。
うつ病がんばるな!
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