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拒食症と過食症の摂食障害
摂食障害とは、極端に食べなくなる拒食症と、無茶食いをする過食症があり、拒食症には拒食だけが見られるものと、拒食と過食を繰り返すものがあります。
過食のあとでは、嘔吐や下剤を使ったりして排出することもあります。
拒食症では体重が減少しますが、標準的な体重であったり、むしろ痩せていても、自分では太っている思い込んでいて、さらに痩せようとして食事の制限を続けます。
食事制限を始めた当初は、意志を貫いているという達成感もあり、体重が軽くなったこともあって、活動的になります。
しかし、痩せの程度が進んでくると皮膚から潤いがなくなり、体力も気力も落ち、月経も止まり、むくみが出たり、低体温になり、無月経状態が長く続くと、不妊症になります。
うつ病の症状の一つとして、食欲不振や過食などが起こることがありますが、摂食障害の多くの人がうつ病の病歴があるといわれています。
また、しばしば家庭内暴力と退行といって母親に甘える行為を伴い、万引き、リストカット、薬の大量服用などを行うこともあります。
摂食障害は、無力で弱い父親と過干渉な母親、両親の仲が悪い家庭環境に多い傾向があり、尊敬できる同姓の大人が周囲にいないために、大人になることへの拒否感や、女性性を受容できないことからといわれます。
性格的には高い目標に向かって努力する人に多く、高いプライドの裏に挫折感や強い空虚感を抱えているともいわれています。
摂食障害が怖いのは、食べない状態が続いて死につながることですが、無理に食べさせようとしてもプライドを傷つけることなるのです。
うつ病がんばるな!
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