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うつ状態を引き起こす薬物
慢性肝炎の治療に使われているインターフェロンは、うつ状態の誘因になることが知られています。
ステロイド薬(副腎皮質ホルモン剤)の注射や内服もうつ状態の誘因になります。
ステロイド薬は慢性関節リウマチ、全身性エリトマトーデス、ネフローゼなど多くの病気に使われている薬です。
インターフェロンもステロイド薬も重大な病気に使われる薬なので、副作用が出ても程度によっては使わざるを得ないことがあります。
気管支喘息などに使うテオフィリンという気管支拡張薬、高血圧の治療に使う降圧薬レセルピンも、うつ状態を起こしやすいことがわかっています。
そのほか、経口避妊薬、乳がんの治療に使うクエン酸タモキシフェンなども長期間使っているとうつ状態を起すことがあります。
また、使っている薬を中止すると、うつ状態になることもあります。
アルコール、覚せい剤、コカイン、アヘンなどの薬物もうつ状態を起す誘因になります。
アルコールはストレスを解消する手軽な手段であり、うつ病の人がうつ状態を解消しようとしてアルコールに頼り、そのためにアルコール依存症になることもあります。
うつ病がんばるな!
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