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専業主婦にうつ病が多い
専業主婦は実はうつ病に悩む人が多く、家庭に入り、日常の家事や育児に追われる日々を送っていると、社会の動きから取り残されるのではないかという不安感や焦燥感にかられます。
料理や洗濯など毎日同じことを繰り返し、顔を合わせる人も減り、刺激も少なくなりますから当然です。
今まで忙しい仕事、責任ある仕事をこなしていた人ほど、不安感や焦燥感を強く感じる傾向があるようです。
不安感や焦燥感が続くと、次第に家事に対しても育児に対しても意欲や興味を失っていき、ついにはうつ病にまでつながることもあるのです。
「こんなつまらない生活をしているのは仕事をやめたせい」「夫や子供の犠牲になっている」との思いが強くなり、夫婦関係がギクシャクしたり、子供を可愛く思えなくなったりすることもあります。
自制心を失って、子供の泣き声やちょっとした反抗にカーっとなって虐待してしまうことも起こります。
結婚すると男性の姓を名乗り、夫の地位や身分は妻にも及び、平社員の妻は上司の妻の部下であるかのような態度をとられます。
子供の勉強やスポーツの成績がよいと母親の尊敬の対象になり、低ければ軽んじられたりします。
このような役割で、評価ばかり受けていると、自分自身の存在価値に疑問を感じる人も出てきます。
また、専業主婦になるということは、収入を得るのは夫、家事や育児を担当するのは妻というように役割分担することになりますが、直接自分で得た収入でないと、自分や自分の親兄弟のために使うことに遠慮してしまうこともあります。
このようなことから、専業主婦にうつ病が多い誘因なのです。
うつ病がんばるな!
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