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思春期の若い女性のうつ病
思春期の起こるうつ病は、他の時期に起こりやすいうつ病とは違って、うつ状態にはならずに、怒りっぽくなったり、反抗的になったり、暴力をふるったり、自分を傷つけるなど、一見うつ病とは思えない症状がみられます。
思春期は境界性人格障害や行為障害など、反抗的になったり暴力をふるったりする心の障害が起こりやすい時期ですので、表面に現れたりしている症状だけに注目していると、これらの障害と間違えたり、うつ病気を見逃すこともあります。
また、不登校や引きこもりがうつ病の症状である場合もあります。
若い人のうつ病としては五月病があり、4月に入学や入社した若い人が、張り詰めていた気持ちが緩む5月頃になって、元気や意欲をなくしてしまうものです。
家族と同居しているなら、元気がなくなればすぐに周囲が気づきますが、一人暮らしをしている場合には、気にかけてくれる人がいません。
会社員の場合には、欠勤が続いてくびになって初めてわかることもあり、学生であれば授業を休んでいてもわからないことが多く、発見がより遅れることになります。
一人暮らしの女性に多いサザエさん症候群と呼ばれるうつ病もあり、アニメの「サザエさん」は日曜日の午後6時半から放映されていますが、ちょうどその番組の頃に気分が落ち込むもので、翌日の月曜日に頭痛や吐き気に襲われて、外出できなくなることがあります。
うつ病がんばるな!
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