ニキビケアの知識のルツボ
ニキビは、毛穴の部分に皮脂やアカなどの汚れが詰まってできます。
十代になって第二次性徴が始まり、性ホルモンの働きが活発になると、皮フにある皮脂腺からの分泌が増え、これが毛穴につまってこキビになっていきます。
思春期の男女の約八〇%がニキビを経験するとも言われ、こキビは「誰もが青春時代に一度は悩まされることの多い皮フ疾患」の代表といえます。
ニキビがもっとも発症しやすい時期は十代なので、かつて「二十歳過ぎれば吹き出物」といわれたように、十代特有の皮フ疾患というイメージが浸透していました。
しかし、近年になって、二十代以降の大人にもニキビで悩む人が目立って増えてきました。
健康雑誌や女性誌では、数年前から「アダルト・ニキビ」という呼び方で、この二十代以降の大人のニキビについての特集がいくつも組まれてきているので、御存知の方や、また自らが悩んでいる方も少なくないのです。
いまや、ニキビ治療は十代だけのものではなく、二十代、三十代、四十代まで必要なものとなってきているのです。
この傾向は年々強くなっていて、現在では、アダルトニキビが思春期のニキビより多くなっているほどです。
このアダルトニキビは、疾患の症状としては思春期のニキビと同じですが、
○思春期ニキビと比較して女性の割合が高い
○メイクをする機会が多いので、こまめな洗顔などができない
○仕事のときメイクをしなければいけないので塗り薬を使えない
○仕事や家事などで生活が不規則になりがち
○思春期ニキビと比較して長期にわたって発症することが多い
などという特徴があります。
アダルトニキビは女性に多く、思春期ニキビでは治療を希望する重症例は男性のほうが多いのに対し、アダルトニキビの重症例は大半が女性だという傾向があるのです。
男性の思春期ニキビは、男性ホルモンの分泌と密接に関係していることがわかっていますが、女性の場合は黄体ホルモンなどの女性ホルモンも関係しているといわれています。
しかし、アダルトニキビの原因については、性ホルモンの分泌だけでは説明できず、生活習慣や生活環境との関連が強いと考えられています。
つまり、現代の女性は、アダルトニキビという皮フ疾患になりやすい生活習慣や生活環境におかれているといえるのです。
女性において、中高生ぐらいのときと比較して、二十歳以降になると圧倒的にメイクする機会が増えます。
特に働いている女性は、こまめな洗顔はなかなか難しいことも多いのです。
こうしたこともあって、アダルトニキビは思春期のこキビよりも治りにくく、長期に及んで慢性化しやすいという難点があるのです。
つまり、アダルトニキビ治療には、体質や肌質、そして生活習慣や生活環境まで視野に入れた治療が必要になつてくるのです。
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