大人のニキビの原因
大人の二キビ、すなわち20歳を過ぎてできる二キビに悩む女性が増えています。
「二キビが治らなくて、メイクをやめてみたんですけど、あまり改善しません」など良く聞きます。
ニキビは毛穴が詰まってできるものですから、メイクをやめるとか、しっかり洗顔するようにすれば治るのではないかと、思われるかもしれません。
10代にできる二キビのような、過剰な皮脂が関係しているものの場合は、確かにメイクをすると毛穴がふさがれて悪化するのでそれを控えるのもー案ですが、いわゆる大人の二キビの場合は、実はメイクなどとはあまり関係ないことが多いものです。
大人の二キビは、額などの皮脂の多いところよりも、むしろ、あごなどの乾燥する部分にできることが多く、また、生理前によくでき、跡が残りやすいのも特徴です。
大人のニキビはほとんどが、ホルモンバランスの乱れによってできるものです。
生活の不規則やストレスなどで、ホルモンバランスが乱れますので、大人の二キビは働いている女性に多いともいわれます。
大人の二キビには、まずは睡眠が一番大切だということです。
食生活よりも圧倒的に睡眠です。
20代から30代くらいまでの二キビの人たちの平均睡眠時間は、5時間程度のようです。
6時間以上睡眠をとっていただくと、だいぶ二キビが改善することが多いのです。
「仕事上、メイクはしないといけないから、どうしても二キビが悪化してしまう」などと思い込んでいる人も多いのですが、実際にはメイクのせいではなく、睡眠の影響のほうがよほど大きいのです。
①一日の睡眠時間が6時間を切ることがないようにする（寝不足＆寝だめは×）。
②ベッドに入る時間を決めておく。
遅く寝て遅く起きるのも×。
③睡眠が浅い人は（夜中に何度も起きるなど）、睡眠の質を改善する。
以上がとても大切です。
仕事などのストレスで明らかに二キビが増える人がいるようです。
「ストレスを減らしてください」といっても、ストレスというものは多くの場合、避けられないからストレスなので、これは無理な相談です。
ただし、ストレス性の二キビなどができやすい性格の人というのはあるようです。
①生真面目で、なんでもきちんとしていないと許せない人。
②ひとつの価値観にとらわれ、物事を多角的に見ることができない人。
③ネガティブ思考の人。
④他人の目をとても気にする人。
以上のような人が、二キビに限らず、ストレス性の肌荒れなどを起こしやすい人のようです。
「仕事のストレスで二キビができるから、やめない限り治らない」などと決めつける人も多いのですが、同じ職場の人全員が二キビに悩んでいるわけではないのです。
やはり受け止め方の問題というのはあるのです。
ストレスを避けるのではなく、発想を変えていただくだけで、うそのように二キビが治ってしまうこともあります。
もし同じ職場で、同じような境遇にあっても「のほほん」としているような人がいたら、ぜひその姿勢を真似てみます。
東洋医学では、ストレスで「気」のめぐりが悪くなると肌に悪影響が出るといいます。
気のめぐりをよくするためには、しそや三つ葉などの香りのよいものを食べたり、お香やアロマを使ったり、香りを利用するのもよいようです。
便秘でも特に気にせず、放っておく人はとても多いものです。
「お腹が痛くなったりはしないから」というのと、「便秘薬はくせになるから」というのがその理由のようですが、やはり便秘は肌の大敵です。
腸の中では、腸内細菌によってビタミンが合成されていますが、便秘をするとビタミンがつくれなくなり、肌荒れが起こったり、また悪玉菌が増えて活性酸素が発生し、肌老化が進んだりします。
便秘しても何も感じないのは、便秘が慢性化して腸が伸びてきてしまい、要するに便秘に慣れているからです。
毎日快便の人はよく、「一日出ないと気持ち悪い」といいますが、そのほうが健康で、腸が正常なのです。
「便秘でも平気」という人こそ、深刻な便秘です。
年齢とともにさらに腸がだらんと伸びて動かなくなり、ついには便秘で入院する人もいます。
便秘を改善するには、まずは朝食をきちんと摂ることです。
人間の生理現象として、朝、起きたときに摂る食物で、胃腸が動き始めるからです。
そして余裕をもってトイレに行くことです。
これを省略したために便秘ぐせがつくケースが多いのです。
便秘解消のために水を飲むという人が最近増えていますが、水の摂りすぎは肌にはよくありません。
また、水で便秘が治るとしても、それは一時的なもので、かえって腸を冷やして便秘が悪化することもあります。
便秘の原因は水分不足ではなく、腸の動きが悪いことです。
運動不足も便秘の原因です。
よく歩く、ストレッチ体操をするなど、心がけてみます。
胃下垂気味の人は、腸が圧迫されて便秘になりますから、逆立ちするとよいのですが、逆立ちまではなかなかできないですから、腰の下にクッションを入れて重力が逆にかかるようにしてみます。
こうすると腸がぐるぐる動きます。
さらに時計まわりにマッサージして、腸の動きを活発にします。
ガードルなどで腹部を圧迫することは避けるようにします。
1日5分でお肌プルップル♪
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