温性の食品と寒性の食品

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温性の食品と寒性の食品

東洋医学では、食べものを温性、すなわちからだを温める作用のあるものと、寒性、すなわち冷やす作用のあるものに分類します。

からだが冷えると血行が悪くなり、皮膚はくすんでシミができます。

二キビもできやすくなりますし、皮膚に栄養がいきわたらないため乾燥してシワが目立つこともあります。

反対に熱がこもりすぎると、のぼせて赤ら顔になったり、赤みの強い発疹が出たりします。

よって、常に温と寒のバランスを考えて食事をしないといけないのです。

ただし、女性には圧倒的に冷え性体質の人が多いものです。

女性はもともと筋肉が少なくて熱の産生も少ないために冷えやすいのですが、最近は冬でもコンビニでペットボトルを買って冷たいものを飲んでいたり、サラダや果物などの冷たいものを好んで食べる傾向もあるようです。

このような生活が若い女性に定着したことが、大人の二キビが増えた一因かもしれません。

温性の食品を取り入れて、肌代謝を高める努力を始めるよにします。

人間のからだは、そもそも中から冷やすようにはできていません。

自然界では冷蔵庫に入ったものを食べたり、氷の入ったものを飲んだりすることはないからです。



外界の寒さに対しては、皮膚はある程度の抵抗力をもっていますが、胃腸などの内臓にはそのような機能がないのです。

ですから、いったん中から冷やしてしまうと、その冷えはなかなか回復せず、少しずつたまっていくことになります。

冷えは特に夏の間に蓄積するといわれます。

クーラーなどがなかった時代に、縁側ですいかやかき氷を食べることはさほど悪くはなかったのかもしれませんが、一日中エアコンのきいた部屋で過ごす今の人たちにとって、むやみに冷たいものを飲んだり食べたりするのは考えものです。

冷たい麺類やアイスティーなどをいっさいやめて、一年中ホットで通してみます。

はじめは抵抗があったとしても、慣れるとそれで平気になってくるはずです。

東洋医学では、温かいもののほうが、からだをうるおす作用が強いといわれています。

飲んだものは胃腸から吸収されてからだや肌のうるおいに変わるわけですが、冷たいもので中から冷やすと吸収力が低下し、うるおいに変わらず、むくみになってしまうのです。

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