東洋医学の食養生とは

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東洋医学の食養生とは

ちょっとしたからだや肌の不調ならば、食べもので改善で治ります。

漢方には、食べもので病気を治す、「食養生」という考え方があり、考えてみれば漢方薬も、植物などを煎じたお茶ですから、食品の延長ともいえるのです。

しょうが、ごま、薄荷(ミント)などの身近な食材も、漢方薬に含まれています。

食養生の基本的な考え方は、毎日の食事に意識して取り入れることで、不調を未然に防ぐことができます。

まずは、国産のものを旬のときに食べることです。

からだのバランスをととのえるには、生まれ育った環境で採れる作物を、自然のエネルギーが凝縮された旬の時期に食べるのが一番、という考え方があります(身土不二)。



次に、米なら精製されていない玄米を、野菜であれば皮ごと食べることです。

命あるものはすべてそれ1個で調和が保たれているので、丸ごと食べることでからだの調子がととのうという考え方です(一物全体)。

最後に、バランスよく食べることです。

食物には、からだを温めて活発にさせる温性(陽性)のものと、からだを冷やして落ち着かせる寒性(陰性)のものがあります。

どちらかに偏らず、毎日の食事にバランスよく取り入れることで、からだの調和を図ることができます(陰陽調和)。

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