ボディソープが乾燥肌を作る
からだが乾燥して、冬になると粉をふいてあちこちかゆい、このような乾燥による湿疹は、かつてはお年寄りのものでしたが、最近若い人にも急増しています。
その原因としてボディソープの普及が挙げられています。
7割以上の人が、固形石鹸でなく液体のボディソープを使うようになりました。
確かに段々小さくなる石鹸よりも抜いやすい、簡単に泡が立つなどの利点はたくさんあります。
ぱばっとポンプを押して、ぶくぶくっと泡を立てて洗うという習慣がついている人が多いのですが、実際にデータをとってみると、固形石鹸に比べて約20倍ほどの洗浄成分を使っている人が多いようです。
これでは肌が乾燥するのも無理はありません。
また、洗浄成分そのものも、石鹸とは遣って合成の界面活性剤を含んだものが多いようです。
そのほうが安く大量にできるので、極端に安価なボディソープも出回るようになったのです。
肌を乾燥させやすいという問題点をカバーするために、ほとんどのボディソープが保湿成分を配合しています。
ただし、洗い流してしまうものですから、保湿成分といっても油分しか肌には残りません。
水溶性の保湿成分(ヒアルロン酸や、アミノ酸や尿素といった天然保湿国子、コラーゲンなど)は、たとえ配合してあっても、すすぎのときに流れてしまいます。
油分だけの保湿効果というのは、ごくわずかなものです。
洗い上がりは、肌に油膜をはっているのでしっとりしたように感じるのですが、時間がたつと肌の水分が逃げていくため、乾燥してしまうのです。
洗い上がりのしっとり感は、一種の錯覚なのです。
もうひとつの問題点として、油膜が残ると二キビなどの原因になることがあります。
背中や胸に二キビができやすい人は、注意が必要です。
もちろん、アトピー用の商品など、肌にやさしいボディソープというものもまったくないわけではないのですが、それらを使う際にも、量には気をつけないといけません。
ポンプひと押しでも多すぎますので、半押しくらいを出して、よくお湯で薄めてから使うことが必要です。
石鹸は、ヤシ油やオリーブ油等をもとにしてつくられるもので、紀元前からあったといわれます。
それに対して石油由来の成分から合成されるのが、合成界面活性剤です。
後者は安価に大量生産できますが、肌への刺激の強いものもあります。
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