生野菜ではなく温野菜
「お肌のために気を遣っていることは、何ですか」と女性におたずねすると、9割の方が「野菜を摂ること」と答えるようです。
ですが、その中身は生野菜のサラダが多く、それではあまり美肌効果は期待できません。
ビタミン類の中では、ビタミンA、C、Eの3つをあわせて「ビタミンエ−ス」といい、抗酸化力が高いとされます。
中でもAが一番です。
美肌というと、とにかくビタミンCばかりがもてはやされますが、実はAのほうが抗酸化力は高いのです。
ビタミンAは、全身の抗老化作用のほか、抗がん作用もあるといわれます。
ところが、サプリメントなどでは摂取しづらいのがビタミンAのやっかいなところです。
ビタミンAは脂溶性のビタミンですので、摂りすぎると過剰症が起こります。
そのため市販のサプリメントにはあまり含まれません(含有していてもわずかです)。
また、合成のものと天然のものとの品質の差が大きいため、薬で摂取するには向かないともいわれます。
よって、自然のものから摂る必要があります。
緑黄色野菜からビタミンAを摂れば、過剰症を起こすこともありませんから、緑黄色野菜が一番ということになります。
一人暮らしであまり料理をしない人や、外食が多い人は、真っ先に緑黄色野菜が不足します。
サラダなどにはほとんど含まれないためです。
ほうれん草、にんじん、ブロッコリー、ピーマンなどの緑黄色野菜を温野菜の形で摂るように心がけます。
生野菜のサラダは、からだを冷やす上に、ビタミン類はそれほど多く含まないのでおすすめしません。
ビタミンAは、野菜にはベータカロテンとして含まれます。
必要に応じて腸管の中で、ベータカロテンからビタミンAに変換されていくのです。
よって、緑黄色野菜をたくさん食べてもビタミンAの過剰症は起こしません。
にんじんやかぼちゃなどを多量に摂ると、カロテノイド色素によって皮庸が黄色くなることはありますが、実害はなく、摂取量を減らせば元にもどります。
コンビニなどで売られている野菜ジュースには、「一日分の野菜」などと書かかれていますが、本当に一日分の野菜を摂ったことになるのかについて、野菜は、ジューサーにかけてから時間がたつと、ビタミンが壊れてしまいます。
また、ジュースは冷たいですし、糖分も含みます。
ジュースに配合できる野菜の種類も限られていて、季節のものを何でもバランスよく、というわけにはいきません。
ごぼうやれんこんなどの根菜類はあくが強くて入れられないですし、きのこや豆類も無理です。
結局、野菜ジュースでは栄養が摂れても偏りがあり、飲みすぎればからだを冷やしたり、糖分を摂りすぎたりすることもあるのです。
あくまで野菜不足のときの応急処置と考えて、毎日それに頼ることはやめるようにします。
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