便秘を予防する
便秘を軽くとらえてはいけません、便秘は腸内環境を悪化させる最たる要因であり、からだにさまざまな悪影響を及ぼすリスクファクターです。
本来、胃腸の消化活動や腸内環境が正常であるなら、食事のたびに排便があってもいいのです。
つまり、1日3回で、新しい栄養を取り入れたら、すみやかに不要な老廃物を排出するのは、腸内環境を整えるうえで望ましいことです。
にもかかわらず、現代人はさまざまな要因により、排便頻度が減ってしまっているのです。
しかも、腸の働きは年齢とともに低下していくので、今が順調という人でも便秘しやすくなっていきます。
それを食い止めるカギは、やはり日々の食生活で、食べ物や食べ方を工夫して、すっきりとした排便習慣が続くよう、セルフケアに努めるようにします。
加齢による便秘の多くは、腸の緊張や煉動運動が弱まって、排便がスムーズにいかなくなることによって起こります。
そこへ消化しやすく、残液(残りかす)の少ない食べ物ばかりを好んで食べていると、腸が刺激されないために排便が起こりにくくなり、さらに便秘しやすくなってしまいます。
蠣動運動を高めるには、毎日20g程度の食物繊維が必要です。
食物繊維はほとんど消化されないうえに、腸内で水分を吸収してふくらむため、それが刺激となって蟻動を促してくれます。
食物繊維が豊富な食べ物には、かばちゃやごぼうなどの野菜類、干ししいたけやきくらげなどのキノコ頬、小豆や大豆などの豆類、昆布などの海藻類などがありますので、食事のどこかにひとつは取り入れるよう工夫しします。
その際に重要なのが、水分です。
食物繊維は水分を吸収する性質が非常に強いため、腸を刺激するには一緒に摂るのが望ましいのです。
できれば、コーヒーやジュースなどではなく、水を飲むようにします。
水には、腸内を洗い流す効果もありますから、ゴクゴクと勢いよく飲むのがポイントです。
スムーズな排便を促すには、腸を強化することも大事で、ヨーグルトやチーズ、納豆や漬物、マッコリ、キムチなど、生きたまま腸に届く植物性の乳酸菌を豊富に含む発酵食品を上手に活用します。
<便秘予防に効果のある食材>
かばちゃ、ごぼう、いんげん、れんこん、とうもろこし、干ししいたけ、りんご、オレンジ、柿、きくらげ、小豆、大豆、昆布(食物繊維が豊富)
ヨーグルト、チーズ、納豆、漬物、マツコリ、キムチ(乳酸菌が豊富)
甘酒と塩麹で発酵させたホットスムージー“ほっとSaiby”
48種の発酵植物×食物繊維・乳酸菌
コレステロール0の大豆発酵食品テンペ |
|