100歳以上の人の腸内
健康で自立した100歳以上の方「百寿者」の腸内環境について興味深い研究データがあります。
それによれば、20代から70代までの腸内環境には大きな差が見られなかったものの、百寿者の腸内環境は大きく異なっていることがわかりました。
具体的には、イソフラボンを植物性エストロゲンに変化させていたり、大腸炎の発症抑制効果がある腸内細菌が増えたりしていたのです。
イソフラボンとは、大豆の胚芽に含まれるポリフェノールのひとつで、化学構造が女性ホルモンのエストロゲンとよく似ているため、体内でエストロゲンと似た働きをします。
植物性エストロゲンとは、女性ホルモンのひとつであるエストロゲンと似た働きをする植物成分で、代表的なものは大豆に含まれる大豆イソフラボン、ゴマに含まれるコマリグナンなどがあります。
この原因については、まだ解明されていません。
しかし、人間の腸内環境は加齢とともにバランスが崩れ、さまざまな炎症を起こしやすくなります。
それがいわゆる老化なわけですが、百寿者の場合、加齢によって起こる炎症に対処できるように、腸内環境が変化したのではないかと考えられています。
いいかえれば、腸内環境にそのような変化が起きた人が、百寿者になれるということなのかもしれません。
加齢による炎症を抑える腸内環境づくりには、やはり「食」が重要です。
とくに腸内の善玉菌を増やす発酵品を摂ることは、アンチエイジングの重要なカギになるのです。
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